暑い残暑が続く日本列島。エアコンの需要も急増していて、省エネ効果の高い最新モデルを中心に売り上げをぐんと伸ばしています。
また、近年注目を集めているのがサーキュレーターや扇風機。エアコンと比べて値段が手頃であることや、設置工事が不要で購入後すぐに涼感を得られることから、熱中症対策として購入する人たちが増えています。
そこで今回は冷房家電の特徴やメリットやデメリット、タイプや種類ごとにご紹介します。
上手に活用して、元気に夏をのりきりましょう!
サーキュレーターと扇風機
サーキュレーターや扇風機は本体内のモーターで羽根を回転させて風を起こしています。両方とも基本的な仕組みは似ていますが、風の質に違いがあります。
サーキュレーターは部屋の空気を循環させることが目的であり、羽根の直径は扇風機よりも小さく、鋭く強い風を送ることができます。
一方、扇風機は羽根が大きく、柔らかな風を作り出すことができるため、人が涼感を得るのに適しています。
・サーキュレーター
暖かい空気は上へ、冷たい空気は下の方にたまる性質があるため、エアコンを使うだけでは場所によって温度に偏りができてしまうことがあります。サーキュレーターを併用することで空気が攪拌(かくはん)され、室内の温度のムラを減らすことができます。
エアコンでまめに温度調整をしなくて済むので、電気代の削減にもつながります。
サーキュレーターの置き方
例えば、広めのLDKでキッチンがエアコンから離れている場合など、キッチンに熱がこもってしまうことがあります。
エアコンの下の方にたまった空気を循環させるためには、エアコンに背を向けるようにしてサーキュレーターを置くのがポイント。
・扇風機、羽根なし扇風機
距離は短くても広い範囲に風を届けられるのが扇風機の特徴です。定番のリビングファンのほか、タワーファン、壁掛けや卓上タイプなど種類も豊富です。羽根がないタイプのものは、羽根は見えませんが、実際は本体内部に搭載されています。
モーターが周囲の空気を巻き込み、吸い込んだ空気の約15倍もの風を送ることができます。
扇風機の最新機能
省エネに対する意識の高まりもあって、消費電力の少ないDCモーターを搭載した扇風機が主流となりつつあります。
ACモーターの扇風機と比べて金額はやや高めですが、静かで高性能であることからDCモータータイプを選ぶ人が増えています。
・冷風扇
気化熱を利用して冷たい風を送り出すのが冷風扇です。本体内部にある水を含ませたフィルターに風を当てて蒸発させ、冷たくなった風を拡散させるのが一般的です。エアコンの設置が難しい場所や小さいお部屋、冷えが気になる女性や赤ちゃん、高齢の方にもおすすめです。
冷風扇のメリット
・打ち水をしたような優しい涼風
・コンプレッサーを使用しないので扇風機なみに消費電力が少ない
・小型で軽量なものが多く比較的安価で手に入る
冷風扇のデメリット
・蒸発した水分によって室内の温度が上がる
・冷却機能が弱く、広い部屋には不向き
・カビが発生しやすいのでこまめなお手入れが必要
・冷風機
吸い込んだ空気を本体内部の冷媒を使って風を作りだします。室内機と室外機が一体化しているため、エアコンよりもコンパクト。
室外機を置くスペースがないといった場合でも気軽に設置することができます。
冷風機のメリット
・除湿効果があるため体感温度が低く感じられる
・キャスター付きのものが多く、部屋間の移動が容易
・庭やガレージでの作業など、屋外でも使うことができる
冷風機のデメリット
・コンプレッサーが内蔵されているため消費電力が大きい
・価格が高いものが多い
・音が大きい
・背面から熱気が排出されるので、閉めきった部屋には不向き
将来のライフプランを見据えて、自分にとって“最適な住まいの在り方”を考える一つの情報源としてDELIGHT designを是非ご利用下さい。
ほとんどのお客様は「何を聞いたらよいか分からない」という状況でお越しになります。
また、現在、マイホームの検討をされていて多くのご不安をお持ちのお客様は、是非一度、お近くの住宅FPマスターののぼりなどがあるお店へご相談ください。
「本当に買うべきか否か」「今なのか、それとも数年後が良いのか」等々、シュミレーションにより様々な数値を確認しながら検討することで、自分が納得できる安心感を得られるかと思います。